
〜 所報「Nanbu」第3号 〜
帰山奉告式
本年2月に成満された四師の方々の、帰山式における謝辞を掲載させて頂きます。
「第再行」富田泰陽師 2月14日
富田師は帰山奉告文の中で、「再行は初行の懈怠心を除く修羅の行でありました」と、14年振りとなる今回の行を振り返り、謝辞では「自分だけの行には非ず、大勢の僧侶と一緒に行をしているということ、それを感じられたことが宝です」と、念願であった再行を終えた今の想いを述べて結びました。
「第再行」狩野豊明師 2月26日
水行では厳しい寒さの中、同行僧七人と氷を入れた水で身を清めた狩野師は謝辞の中で、「これまで以上に自坊や地元の発展のため、一生骨を埋める覚悟で頑張っていきます」と決意を述べ、堂内は大きな拍手で包まれました。
「第初行」小山光祐師 2月13日
小山氏は「百日間行きをさせていただいて学んだことは、決して自分一人の行ではなく、共に励んだ皆さんのおかげであるということ。また、つらい行の中で自分は人の優しさを感じることができ、ちょっとした優しさが人を救うんだなと感じることができました」と謝辞と共に、感謝の意を述べました。
「第初行」高倉章壽
高倉師は。「本当に多くの方にお力を頂き、支えられて、なんとか百日間を終えることが出来たと思っております。これから皆様に頂いた御恩をしっかりと返せるように日々精進して参りたいと思います」と、時折、言葉を詰まらせながらも、感謝と決意を述べました、

右から、富田泰陽師 / 狩野豊明師 / 小山光祐師 / 高倉章壽師